思考と現場の間で

「いいサービスづくり」のために、組織づくりやソフトウェア設計など、考えていることを書きます

2024年に取り組むこと

あけましておめでとうございます。 昨年につづき年末の休みが3日間しかなかったので、あっという間の年越しでした。全然年始感はありませんが、今年は1週間休もうと思っていまして、少しだけリフレッシュしようと思います。 ということで、時間も取れている…

2023年に取り組んだこと

2023年が終わろうとしています。もはやこのブログは年末年始しか書いていないのですが笑、それでも続いているということで良いことにします。 毎年やっている、1年のふりかえりをしてみます。年始に書いたこの内容をベースに。 www.tsuyok.work 全体 : いろ…

2023年に取り組むこと

あけましておめでとうございます。 去年に引き続き、年末年始の休みが少ないので、今年は少し長めに休むことにしました。今週は実務はできるだけやらずにプランニングをする時間に当てています。ちょうどこのブログを書くにもいい時間が作れています。 プラ…

2022年に取り組んだこと

2022年が終わろうとしています。今年も色々ありました。毎年やっているのですが、1年前にやろうと思っていたことをふりかえってみようと思います。 今年のはじめに書いたブログがこちら。 www.tsuyok.work 芽が出てきたので、数年で花を咲かせるための1年に…

今できないことを前向きに学ぶためには

最近プロダクトマネジメントに軸足を置いている。 ものづくりやチームマネジメントはできる、UXもそこまで遠いわけではないし、プロダクトのビジョンや構想を練るのは好きなので、そんなに苦ではない。ただ、ビジネスの領域が特に土地勘が無くて四苦八苦して…

知識から知恵へ

プロダクトマネージャーは、役割上やろうと思えばどんな責務にも広げることができる。つまり、必要な知識が広い。だからこそ、インプットが重要だなと思い、毎日、色々なテーマで勉強する時間を取っている。 今現在実務で必要な知識というのは、そんなに広い…

インプットを活かせているかがチャレンジのバロメーター

学ぼうとするときに、最も手っ取り早くすぐできることは、本を読むことだ。知らないことを知ることは楽しい。時間は使うけど、それだけで満足度が高い。 ただ、知るだけでは現実に中々活きない。学ぶためにはアウトプットが最も効果的だ。アウトプットすると…

いかに社内で失敗するか

プロダクトマネジメントをやっていると、いかに失敗から学ぶかが勝負だ。全ての正解がわかることなんてありえない。何かアウトプットをしながらフィードバックを得ながら、中身を変えていく。 問題は、どこで失敗するかだ。「失敗というのはアウトプットの形…

奇跡を起こせない人の生き残り戦略

最近、エンジニアリングマネジメントからプロダクトマネジメントに軸足を移しつつある。元々自分はものづくりがしたい、という欲求があることは以前から気づいたものの、いくつかの理由で機会に恵まれなかった。 ありがたいことに、1年前に独立してから、プ…

あすけんで1年やった手応え

あすけんという会社でVPoEを初めて1年経った。色々なことをやった1年で、大きく変化があったように思える。僕がだけがやったことだけでなく、会社、部門全体の力だ。 変化というのは、絶対善ではない。コンテキストによる。ベンチャーのような、答えが見えに…

コトとヒトをどう扱うか

組織マネジメントをやっていると、悩ましいことにぶち当たることが多い。中々公の場では言えないことばかりだ。エンジニアなどのメンバーとして動いていると、不思議とそういうものは全く見えない。マネージャーになった当初、目の当たりにしたら驚いた。 会…

自己認識の難しさ

他人のことを知るのは難しい。これは誰もが当たり前に思うことだ。相手のすべての面を見ていないし、内面は見えない。だからこそ言葉にし、会話し、対話し、お互いを知ることによって前に進めようとする。 自分のことを知るのは難しい。こう語ってみると、少…

保留することの意味

以前、エンジニアリングマネージャーになっている友人たちと話していると 「1on1(など)で、課題に対して話していると、その場で解決したくなる」 ということを言っていて、みんな共感していた。でも実際は、その課題はすぐに解決される(できる)こともな…

やったことがないことをすることの楽しさ

いま、自分のプロダクトも含め、いくつかのプロダクト開発に関わっている。事業としても成立させることも含めて全部自分で考えながら作ったことは無かったので、試行錯誤の繰り返しである。自分の頭の中に考えるべき試してみるべき要素が散乱していて整理で…

外面的な部分の知らないことを知るインパクト

世界は広く、複雑だ。基本的に人は知らないことのほうが遥かに多い。にもかかわらず、見えていること、知っていることで諸々のことを判断したり行動したりしなければならない。とても大変だ。 組織においても知らないことだらけだ。チーム内のことだって、隣…

組織構造を変化させる難しさと意義

チームトポロジーを読み始めた。 チームトポロジー 価値あるソフトウェアをすばやく届ける適応型組織設計 作者:マシュー・スケルトン,マニュエル・パイス 日本能率協会マネジメントセンター Amazon 普段組織づくりの時に考えていることがどういうことかとい…

内向と外向の段階

数年ぶりに開発の現場に入り、色々な人と話していてわかったことは、心の葛藤を抱えている人の多さだ。会社で仕事をするということは(あるいは生きるということは)、様々なジレンマとの対峙が避けられない。ある意味葛藤が当たり前でもある。本人にとって…

組織において、悪とは何か?

人を見るというのは難しい。どういう人を採用するか、どういう役割にするか、動機づけするかで、組織のパフォーマンスはまるで変わる。 最近思うのは、組織において悪を見つけ出すことの難しさだ。自分を悪だと思っている人はほぼいないからだ。一方で、成果…

2022年に取り組むこと

あけましておめでとうございます。 なんとなく、年末年始感が無いお正月でした。実質6日しか休みが無かったからでしょうか。早めに準備をすれば、もっと休みを取れるのですが、やることもあるし、家族も同じ予定だし、そのままにしました。 でも、なんとなく…

2021年のふりかえり

あっという間な感じもするし、長かった感じもする1年。2018年からこのブログで1年のふりかえりをしていて、改めて読んでみると、変わってないこと、変わっていること、色々考えさせらます。これあと10年20年続けていくと何を感じるのか楽しみなので、引き続…

人が力を発揮するためのストラクチャーとジレンマ

エンジニア部門全体をマネジメントする役割をやらせていただいている会社で、徐々に組織が動いてきていることを感じている。何をどうして何がどうなってるのかという詳細への言及は避けるが、表層的には、メンバーが新たなことへのチャレンジを始め、活性化…

自分に対する自然な姿勢とは?

知り合いのコーチの方が影響を受けたということを伺って、こちらの本を購入し、読んでみている。 自意識(アイデンティティ)と創り出す思考 作者:ロバート・フリッツ,ウェイン・S・アンダーセン Evolving Amazon まだ読んでいる途中なので、全体の内容につい…

アジャイルコーチとシステムコーチング

知り合いの尊敬するシステムコーチング(ORCS)のコーチの方に、ORCSのコースにアジャイルコーチの参加者が増えてきたからアジャイルコーチとは何かを知りたいので、記事を紹介してほしい、というお話を頂いて、僕も改めて調べてみた。例えばこんな記事があっ…

人間の発達をシンプルなモデルで見る危険性

これまでの人生において、成長したいと思って生きてきたものの、成長という定義を曖昧に捉えて生きてきた感覚がある。ありがたいことにこの数年で、垂直的成長、水平的成長という概念と発達理論に出会うことができ、私の中で成長のバリエーションが大きく広…

成長とは何か?

成人発達理論のマスターコースを受講したふりかえりを兼ねて、講師でもあった鈴木則夫さんの「人が成長するとは、どういうことか」を引用しながら振り返ってみたいと思う。 人が成長するとは、どういうことか 作者:鈴木規夫 日本能率協会マネジメントセンタ…

成人発達理論のコースが終了した

成人発達理論のセッションが終了した。動画コンテンツを見て、課題をやり、セッションに参加するという流れを6回やった。2ヶ月間で濃密な時間だった。思ったことは、発達心理学の奥の深さと広さだ。わからないこと、知らないことだらけであるということがよ…

成人発達理論を学ぶことにした

人材育成領域どっぷりだった3年間を今年の3月から軸足をすこしずらし、ソフトウェア開発領域に戻している。個人の成長を突き詰めた3年間は、苦労もあったが、その反面得るものは大きかった。マネジメントや人に対しての考え方や視野が広がっていることを感じ…

マネジメントについてブログを書きました

半年くらい前から asken という会社でVPoEのような役割をさせていただいています。エンジニアブログが開設させたので、僕も書きました。マネージャーなので、一応マネジメントの記事です。 コーチングをしている関係からか、エンジニアからはマネジメントは…

マネージャーはなぜ「人間とは何か」を理解し体感していると良いか

コーチングや人材育成をして良かったのは、「人間とは何か」を知識と手触りと自分自身で学べたこと。他人をコントロールしようということではなく、可能性を引き出すことができる。現場に戻って、実感している。 そこで、なぜ人間とは何か、を理解し体感して…

40代の難しさ

40代になって、感覚的に何かを変えないと今後しんどいだけになりそうだな、と思って、試行錯誤しながらも少しずつ方向性を変えている。20代〜30代は無理していたというか、個人的な内的動機づけというよりは、目の前にある課題に対する怒りをエネルギーに、…