思考と現場の間で

「いいサービスづくり」のために、組織づくりやソフトウェア設計など、考えていることを書きます

やったことがないことをすることの楽しさ

いま、自分のプロダクトも含め、いくつかのプロダクト開発に関わっている。事業としても成立させることも含めて全部自分で考えながら作ったことは無かったので、試行錯誤の繰り返しである。自分の頭の中に考えるべき試してみるべき要素が散乱していて整理できておらず、常に居心地悪さがある。整理する時間を取り、本を読み、他の方にフィードバックをもらいながら少しずつ前に歩みを進めている。

エンジニア組織のマネジメントやものづくりに関しては、色々雑多になってもある瞬間に自分の中に抽象化されまとめられる瞬間がある。おそらく経験が足りず、自分の中にexampleが溜まっておらず、すぐに抽象化できるレベルにまで至っていないんだろう。なんとなく感じるのは、複雑に難しく考えすぎている可能性だ。色々な方の話を伺っていると、おそらくビジネスもそこまで複雑ではない。いくつかのパターンがあり、組み合わせであったりタイミングであったりで出し入れすればいいことのようにも思う。

今やっていることを繰り返していくと、どこかでその境地に行ける日が来るのではないかと感じる。よくわからなくなって放り投げたくなることがあるけど、我慢して考え続け手を動かし続けることが大事そうだ。プロダクト開発というのは探索的な学びのプロセスである。それが自分自身の学びにも返ってくる。これがやったことがないことをすることの楽しさではないだろうか。