思考と現場の間で

「いいサービスづくり」のために、組織づくりやソフトウェア設計など、考えていることを書きます

2022-01-01から1年間の記事一覧

2022年に取り組んだこと

2022年が終わろうとしています。今年も色々ありました。毎年やっているのですが、1年前にやろうと思っていたことをふりかえってみようと思います。 今年のはじめに書いたブログがこちら。 www.tsuyok.work 芽が出てきたので、数年で花を咲かせるための1年に…

今できないことを前向きに学ぶためには

最近プロダクトマネジメントに軸足を置いている。 ものづくりやチームマネジメントはできる、UXもそこまで遠いわけではないし、プロダクトのビジョンや構想を練るのは好きなので、そんなに苦ではない。ただ、ビジネスの領域が特に土地勘が無くて四苦八苦して…

知識から知恵へ

プロダクトマネージャーは、役割上やろうと思えばどんな責務にも広げることができる。つまり、必要な知識が広い。だからこそ、インプットが重要だなと思い、毎日、色々なテーマで勉強する時間を取っている。 今現在実務で必要な知識というのは、そんなに広い…

インプットを活かせているかがチャレンジのバロメーター

学ぼうとするときに、最も手っ取り早くすぐできることは、本を読むことだ。知らないことを知ることは楽しい。時間は使うけど、それだけで満足度が高い。 ただ、知るだけでは現実に中々活きない。学ぶためにはアウトプットが最も効果的だ。アウトプットすると…

いかに社内で失敗するか

プロダクトマネジメントをやっていると、いかに失敗から学ぶかが勝負だ。全ての正解がわかることなんてありえない。何かアウトプットをしながらフィードバックを得ながら、中身を変えていく。 問題は、どこで失敗するかだ。「失敗というのはアウトプットの形…

奇跡を起こせない人の生き残り戦略

最近、エンジニアリングマネジメントからプロダクトマネジメントに軸足を移しつつある。元々自分はものづくりがしたい、という欲求があることは以前から気づいたものの、いくつかの理由で機会に恵まれなかった。 ありがたいことに、1年前に独立してから、プ…

あすけんで1年やった手応え

あすけんという会社でVPoEを初めて1年経った。色々なことをやった1年で、大きく変化があったように思える。僕がだけがやったことだけでなく、会社、部門全体の力だ。 変化というのは、絶対善ではない。コンテキストによる。ベンチャーのような、答えが見えに…

コトとヒトをどう扱うか

組織マネジメントをやっていると、悩ましいことにぶち当たることが多い。中々公の場では言えないことばかりだ。エンジニアなどのメンバーとして動いていると、不思議とそういうものは全く見えない。マネージャーになった当初、目の当たりにしたら驚いた。 会…

自己認識の難しさ

他人のことを知るのは難しい。これは誰もが当たり前に思うことだ。相手のすべての面を見ていないし、内面は見えない。だからこそ言葉にし、会話し、対話し、お互いを知ることによって前に進めようとする。 自分のことを知るのは難しい。こう語ってみると、少…

保留することの意味

以前、エンジニアリングマネージャーになっている友人たちと話していると 「1on1(など)で、課題に対して話していると、その場で解決したくなる」 ということを言っていて、みんな共感していた。でも実際は、その課題はすぐに解決される(できる)こともな…

やったことがないことをすることの楽しさ

いま、自分のプロダクトも含め、いくつかのプロダクト開発に関わっている。事業としても成立させることも含めて全部自分で考えながら作ったことは無かったので、試行錯誤の繰り返しである。自分の頭の中に考えるべき試してみるべき要素が散乱していて整理で…

外面的な部分の知らないことを知るインパクト

世界は広く、複雑だ。基本的に人は知らないことのほうが遥かに多い。にもかかわらず、見えていること、知っていることで諸々のことを判断したり行動したりしなければならない。とても大変だ。 組織においても知らないことだらけだ。チーム内のことだって、隣…

組織構造を変化させる難しさと意義

チームトポロジーを読み始めた。 チームトポロジー 価値あるソフトウェアをすばやく届ける適応型組織設計 作者:マシュー・スケルトン,マニュエル・パイス 日本能率協会マネジメントセンター Amazon 普段組織づくりの時に考えていることがどういうことかとい…

内向と外向の段階

数年ぶりに開発の現場に入り、色々な人と話していてわかったことは、心の葛藤を抱えている人の多さだ。会社で仕事をするということは(あるいは生きるということは)、様々なジレンマとの対峙が避けられない。ある意味葛藤が当たり前でもある。本人にとって…

組織において、悪とは何か?

人を見るというのは難しい。どういう人を採用するか、どういう役割にするか、動機づけするかで、組織のパフォーマンスはまるで変わる。 最近思うのは、組織において悪を見つけ出すことの難しさだ。自分を悪だと思っている人はほぼいないからだ。一方で、成果…

2022年に取り組むこと

あけましておめでとうございます。 なんとなく、年末年始感が無いお正月でした。実質6日しか休みが無かったからでしょうか。早めに準備をすれば、もっと休みを取れるのですが、やることもあるし、家族も同じ予定だし、そのままにしました。 でも、なんとなく…