ローカリズム宣言―「成長」から「定常」へ作者: 内田樹出版社/メーカー: デコ発売日: 2017/12/07メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る章立てにも表れている通り、今の「当たり前」が今後「当たり前」であり続けるべきなのか?という…
20代で大きな会社や幾つかの組織に所属してみて、組織というシステムに色々疑問を思った。人はシステムや枠組みに行動はもちろん思考まで影響され、それが個人の幸福をそいでしまったり、組織や会社として本質的な成果に向かえなくなるのではないかという経…
経験学習入門を読んだ。 「経験学習」入門作者: 松尾睦出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2011/11/26メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 50回この商品を含むブログ (15件) を見る 最近答えが無い仕事が増えている。考えて考え尽くし…
良い戦略、悪い戦略という本を読んだ。めちゃくちゃおもしろかった。良い戦略、悪い戦略作者: リチャード・P・ルメルト,村井章子出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2012/06/23メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 78回この商品を含むブログ (21件)…
最近、自分のキャリアを考えていて、35歳定年説について考えてしまった。プログラマーに限らず、35歳というのは結構過渡期ではないかと感じている。最近もまつもとゆきひろさんのこんな記事があった。http://hrnabi.com/2017/12/06/15766/hrnabi.comプログラ…
最近色々な方と話していて、組織運営上戦略が必要という話をしているんだが、私の説明力が足らずなかなか伝わりづらく、言葉だけで話すのは難しいなと思い、整理する必要性を感じた。ということで、まずは主に全体像であり概要をアウトプットしてみた。やっ…
人生はしんどいことが多い。失敗したりなかなか成長しなかったり。いつもどのようにこれを克服するかというのを考え続けるけどなかなかわからない。よりうまく行くように努力することは当然だとしても、何かに挑戦すればするほど失敗することが増えるわけで…
最近色々な人と話していて、組織というのはいいところもあり課題も当然あり、完璧であることはありえないと感じる。そりゃそうだろうという話しなんだが、自分が所属している組織しか見ていないと、目の前の課題に目が行き過ぎて、客観性が失われ、隣の芝は…
技術的負債の問題は全世界でおそらく課題になっていて(笑)皆さん頭を悩ませているんじゃなかろうか。私もずっとそうだ。プログラマとしてもマネージャーとしても、直接的にも間接的にも苦しめられてきた。そんなこんなで、うまく行かなかったり多少改善し…
「効率化をしてほしい」とか、「もっと速く開発をしてほしい」とか言われませんか?自分としてももちろんそうしたいですよね。わかる。でも、その時によくやってしまうのは、 もっと頑張ろう もっとスキルを上げてスピードを上げよう など、人の能力に依存し…
デザイン関連のイベントのブログでしたが、組織のお話が主だったようで、大変興味深く拝見しました。thought.hitoyam.com テーマは「Designing Change」。組織における人間の限定合理性と意思決定過程の研究を行ったハーバード・サイモンが引用され、デザイ…
とてもお世話になっている新日本フィルハーモニー交響楽団主席ティンパニ奏者の近藤 高顯 先生が本を執筆されました。先生の幼少時代から修行時代、超一流の演奏家たちとの交流など、他では絶対に聞けないような内容が充実しています。あっと言う間に読了し…
あけましておめでとうございます(今更昨年はベイスターズが初めてのクライマックスシリーズに行ったということで感無量でした。野球が無いとつまらないですね。去年を思い出してしまいます。色々試合の動画を見ていたのですが、応援してたときも思い出して…
前回のエントリー(ルールを「変化」させ続けられることが組織力になる)の続きです。エントリーは、マネージャーだけでなく全員が、根本的なルールから変化をさせ続けることが組織力になる、という話でした。それが実現できるとどうなるのでしょうか。私の…
組織には常に変化が大切です。身近な例だと、日々のカイゼンのような小さな変化が必要だというのは多くの方が同意してくれるのではないでしょうか。大きな変化に関しては、ストレスがかかるので頻繁には起こせないにしろ、必要なこともあるというのもイメー…
何もしないと何も見えない 作業がどこまで進んでるのか、どのような課題があるのか、メンバーが何を考えているかなど、日々仕事を進めていくためには「情報」が必要です。現状の状態が分かれば、目標との差分がわかる。その差分を順番に前に進めていけば、目…
「主体性」が大切だというのは誰でも同意すると思います。全員が主体的にリーダーシップを発揮すれば、相乗効果となり大きな効果を発揮するのは想像できるでしょう。と良いつつ、組織的に主体性を育むマネジメントを行っているかというのは別の話しです。 最…
日々、様々な課題に取り組む中で、組織づくりを行っていく上での施策には、以下のように大きく3つのアプローチに分けて考えるようにしています。単発で行っていくわけでは有りますが、それぞれ3つが影響し合って相乗効果が生まれるようにしたほうがうまくい…
最近実感するのが、「多くの人がコントロールされたいのではないか」ということです。動物の中で主体性があるのが人間の特徴では有りますが、世の中がシステム化されすぎたせいなのか、どうも主体性の剥奪が起こっているような気がしています。 教育も「決め…
カンバン仕事術という本を社内で輪読会を行うので、内容をまとめてみました。私の担当は第2章。カンバンに関する実例と原則など、事細かに解説してあって、いい本です。勉強になります。みんなで確認するために、引用しながら所感を書いてみました。カンバン…
議事録は社会人必須のスキル? 新入社員として入社した時に、まずやれと言われる仕事が「議事録を書くこと」である会社は結構あるのではないでしょうか。確かに、会議の内容をまとめることは、業務内容を理解する、わかりやすく簡潔にまとめる、などのスキル…
マネージャーの仕事は管理すること? マネージャーは、日本語で「管理者」と訳されることがありますが、管理という言葉に「コントロールする」というニュアンスが含まれており、どうしても部下(という言葉も上下関係を感じるため私自身には違和感があります…
自律的に動くための「情報の流量」 自律的に動くための「情報の流量」 自律的に動こうと思った場合、何が必要か。情報という視点で分解してみます。 1.自律的に動くというのは、自分で考えて自分で決めて動くこと。 2.自分で決めるためには、判断基準が必要…
先日、SELECKさんにインタビューしていただき、組織づくりの記事を書いていただきました。seleck.ccエンジニア急激に増えたタイミングで入社し、組織やチームがない状態でしたので、ゼロから作っていく考え方をお話させていただきました。常に問題は課題が積…
組織のアウトプットの質を上げるには成長が不可欠 組織のアウトプットの質を上げるには、社員の成長が不可欠であることは疑いようもありません。そこで行われるのは「教育」です。当然事業組織としては、できるだけ早く収益に貢献できるよう、「できるように…
アジャイル、スクラム、テスト駆動開発、ドメイン駆動設計、継続的インテグレーション…。色々な開発ツールや開発の考え方があります。それぞれ素晴らしいツール(手段)であり、取り入れるだけで開発方法を変えることができます。ただ、このような素晴らしい…
最近、プログラマの成長について考えることが多くなりました。自分自身についても仲間についても。成長しているメンバーが集まらないといいモノは作れません。個人としても、エンジニアは常に成長していかないと仕事にならなくなる瞬間がやってきます。簡単…
エリック・エヴァンス ドメイン駆動開発P.104 ソフトウェア表現されたモデル サービス ドメインから生まれる概念の中には、オブジェクトとしてモデル化すると不自然なものもある。こうしたドメインで必要な機能をエンティティや値オブジェクトの責務として押…
エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計 P.81 現実の世界では、多対多の関連がたくさんあり、その多くはもともと双方向である。【中略】だが、これらの一般的な関連のせいで、実装と保守が複雑になってしまう。しかも、こうした一般的な関連は、そこにある…
腐敗防止層 エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計 P.374 外部システムとのインタフェースには多くの渉外がある。例えば、インフラストラクチャ層は、プラットフォームが異なっていたり、異なるプロトコルを使用していたりするかもしれない他システムとの…