思考と現場の間で

「いいサービスづくり」のために、組織づくりやソフトウェア設計など、考えていることを書きます

「スキル」ではなく「人間の適応」への成長アプローチ

会社のブログにエンジニアリングマネージャーとしての成長について書いてみました。

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成長というのはスキルを上げるという部分もありますが、「適応」が課題になることが多いと感じています。つまり「人は簡単に変われない」ということが問題になることです。これまで習慣化された行動を変えるのはストレスですし、やったこと無いことをゼロから始めるのは大変です。

そのためにどのような姿勢で何をすればよいのかというのを書いたのですが、どんなスキルを得るためにも役に立ちますし、基本的に努力すれば誰でもできます。今の時代、常に新しいことを学び続ける必要があるので、いくつになっても役に立つのではないかと思います。

マネージャーという役割は、その一挙手一投足が自分以外の多くの人に影響します。そうなると、特に学び続けられることによって、組織の変化にも影響させることができます。つまり、より学び続けられる姿勢が問われることになります。そういう意味で、この考え方はより役に立ちます。

私自身、そこは常に苦労していて、今も努力し続けている状態です。ただ、この考え方を知って実践していくと、学びを加速できることが実感できてきましたし、しんどいことがあったときでも、それを認識し受け容れ活かすことができてきました。同時に支援しているマネージャーの皆さんも、同じ考え方で成長を見せてくれました。

なかなか学び続けるのは大変ですが、何か成長に苦労した時に、本を読むなどスキルにフォーカスしつつ、自分の適応についてアクションしてみると良いと思います。