思考と現場の間で

「いいサービスづくり」のために、組織づくりやソフトウェア設計など、考えていることを書きます

自分を許し未来を向く

マネージャーやリーダーをやると、責任範囲が大きくなり、自分の行動や発言で失敗したり周りの人にネガティブな反応をされたり、自責の念から自分を責めたくなることがあります。

良くも悪くも、自分を責めてしまい、しんどい想いをしているリーダーの皆さんに何人もお会いしてきました。私もそういうことがありますし、リーダーをやっていなくてもそうしてしまう人もいるのではないでしょうか。

どんなことがあっても平常心を保ち、自分のやるべきことをやり、「今」を大事にできれば良いと思いつつ、なかなかそうならないのが現実です。

これは物事への捉え方のパターンが偏り、それが習慣化しているからではないかと思っています。何か起こった時、自分と物事に対してどう捉えるか、ということを意識して日々言葉と行動を変え続ければ、新しい自分の捉え方が習慣化していくのではないでしょうか。

つまり、日々の努力が不可欠ということです。そんなことを考えている中で、この本を紹介します。 

自分を許す心理学 (知的生きかた文庫)

自分を許す心理学 (知的生きかた文庫)

 

 自分を恨んでいないか?

この本では「自分を恨まなくていい」「自分を許すことが大切」と問いています。それがなぜ起こるのか、ということをこのようなプロセスで表現されています。

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まずは、「他人に必要とされたい」から始まり、無理をしたりやりたくないことをやるんですが、「思い通りにならず」、他人を恨むのですが、それもやってはいけないと「自分を抑圧」し、無意識的に自分を恨んでしまいます。そこで自分を責め続けて「しんどく」なり、なんとかするために「他人に必要とされよう」とする。

この永久ループは毎日が辛くなり、人生そのものが辛くなってしまい、個人としてもリーダーとしても、それが周りの人にも伝わってしまうということがあると思います。

自分を許るためには?

このループを断ち切る必要があります。他人に必要とされようとすることは悪いことではないと思いますが、その結果の自責の念をどこかで断ち切ったり、自分の不完全さを認めたり、他人より自分の優先順位を高くする、ということが大切です。

そこで本の中身から、5つのポイントをまとめてみました。

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5つ目なのですが、相手を責めた時に、それを抑圧し、結果自分を責めないようにするというのは、自分を憎まないための一つのポイントだと思います。自分の気持ち、事実をできるだけ客観的に見つめた上で、必要以上に自分を責めないことが大切なのではないでしょうか。

そして未来を向く

何か失敗しても、それによって自分を責め続けるのではなく、それはそれで学びだった、意味があったと考え、未来を向き行動を起こしましょう。すべての人は不完全です。周りにはこれを努力なしに自然にできてしまう人もいます。そういう人とも比較せず、これらを意識し習慣化していけば、何があっても常に成長し続けられる人になっていけるのではないかと思いました。

そうすれば、他人も許すことができるのではないでしょうか。