思考と現場の間で

「いいサービスづくり」のために、組織づくりやソフトウェア設計など、考えていることを書きます

保留することの意味

以前、エンジニアリングマネージャーになっている友人たちと話していると 「1on1(など)で、課題に対して話していると、その場で解決したくなる」 ということを言っていて、みんな共感していた。でも実際は、その課題はすぐに解決される(できる)こともな…

やったことがないことをすることの楽しさ

いま、自分のプロダクトも含め、いくつかのプロダクト開発に関わっている。事業としても成立させることも含めて全部自分で考えながら作ったことは無かったので、試行錯誤の繰り返しである。自分の頭の中に考えるべき試してみるべき要素が散乱していて整理で…

外面的な部分の知らないことを知るインパクト

世界は広く、複雑だ。基本的に人は知らないことのほうが遥かに多い。にもかかわらず、見えていること、知っていることで諸々のことを判断したり行動したりしなければならない。とても大変だ。 組織においても知らないことだらけだ。チーム内のことだって、隣…

組織構造を変化させる難しさと意義

チームトポロジーを読み始めた。 チームトポロジー 価値あるソフトウェアをすばやく届ける適応型組織設計 作者:マシュー・スケルトン,マニュエル・パイス 日本能率協会マネジメントセンター Amazon 普段組織づくりの時に考えていることがどういうことかとい…

内向と外向の段階

数年ぶりに開発の現場に入り、色々な人と話していてわかったことは、心の葛藤を抱えている人の多さだ。会社で仕事をするということは(あるいは生きるということは)、様々なジレンマとの対峙が避けられない。ある意味葛藤が当たり前でもある。本人にとって…

組織において、悪とは何か?

人を見るというのは難しい。どういう人を採用するか、どういう役割にするか、動機づけするかで、組織のパフォーマンスはまるで変わる。 最近思うのは、組織において悪を見つけ出すことの難しさだ。自分を悪だと思っている人はほぼいないからだ。一方で、成果…

2022年に取り組むこと

あけましておめでとうございます。 なんとなく、年末年始感が無いお正月でした。実質6日しか休みが無かったからでしょうか。早めに準備をすれば、もっと休みを取れるのですが、やることもあるし、家族も同じ予定だし、そのままにしました。 でも、なんとなく…