思考と現場の間で

「いいサービスづくり」のために、組織づくりやソフトウェア設計など、考えていることを書きます

新入りができるようになるまでのプロセス

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新しい人が入ってきた時に、どのようにその人に目の前の仕事をやってもらうか、というのはどこの組織でも課題として存在するのではないだろうか。そんな時にどう考えればいいかをまとめてみた。

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わからない→できるまで4つ段階がある。中途採用の方など、ようやく組織に貢献でき始めたな、と思うのは3ヶ月〜6ヶ月くらいかかるのではないか。なぜ時間がかかるかというと、この4段階まであるわけだ。その時にやるアクションとしては大きく3つある。

①ドキュメント化
②説明する
③トレーニング(手を動かす、繰り返す)

ドキュメント化だけではできるまで到達しない

何か組織の暗黙知を知らない人に伝える時に、とにかくドキュメント化しようという話が出ると思う。ある意味正しいんだが、問題はその使い方だ。たまに(いや、結構多いかもしれない)ドキュメント化して、後は見ればわかるでしょ、と突き放す組織がある。それでできなかったら新しく入ってきた人の能力を疑ってしまう。でも、実はまだできるようになるまで2段階も残っているのだ。なので、基本的に「ドキュメント化しあるので、これ見てやってください」はうまくいかない。「見えている」だけなので、「わかる」まで行ってない。

わかる→できるが最も距離がある

わかるとできるは全然違う。ここは距離があるので、手を動かして何度も繰り返したり失敗して学ぶ必要がある。それでなんとかできるようになる。もちろんできるようになるまでの時間は個人差や努力の差はあるが、その辺は組織として仕組みづくりをすればある程度均一化できる。

今までの経験でいくと、ドキュメント化を頑張るのではなく、そこはコアなどの最小限にして、基本チームに暗黙知をためておいて、チームに1人入れることによって、都度必要なことをチームメンバーが共有する。そこでやりながら失敗しながら質問しながら前にすすめることで、ドキュメント化のコストも最小限でできるようになるのではないか。そのためには、開発プロセスや気軽に質問できる心理的安全性、コミュニケーション設計など仕組み化もセットにするとよりスピードが上がる。

ドキュメント化では足りないので、「できるようになる」まで設計をして、暗黙知の共有をしてみてはいかがだろうか。