思考と現場の間で

「いいサービスづくり」のために、組織づくりやソフトウェア設計など、考えていることを書きます

心理的安全性がある環境は、極楽な環境なわけではない

組織には心理的安全性が必要だと言われる。それはなぜなのだろうか。今回は「失敗」を中心に考えてみる。 失敗と成長 人には失敗はつきもの。そして、大きな失敗も小さな失敗も含めて、うまくいかないことは成長のチャンスだ。 そんな失敗を糾弾し、その人の…

ubuntuにdocker版のredashを入れてみる

ubuntuにredashを入れてみたのでそのログを投げてみる。結構簡単。 Dockerのインストール 参考文献 https://docs.docker.com/install/linux/docker-ce/ubuntu/#install-using-the-repository https://qiita.com/mochizukikotaro/items/ae7ae1461ea4bf495bd0 …

新入りができるようになるまでのプロセス

新しい人が入ってきた時に、どのようにその人に目の前の仕事をやってもらうか、というのはどこの組織でも課題として存在するのではないだろうか。そんな時にどう考えればいいかをまとめてみた。わからない→できるまで4つ段階がある。中途採用の方など、よう…

カイゼン・ジャーニー:「組織をより良くしようと思っている人へのバイブル」

レビュー者の末席に追加いただいたということで、「カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで」をお送りいただきました。レビューと言っても1人の読者のように読ませていただいたのですが、私自身過去も現在もチームづく…

リーダーシップの無駄遣い

これ、あるあるのいい話だった。sonykichi.hatenablog.comこれはよくある。全体最適と個別最適の問題なんだけど、本当に目の前にこぼれているタスクを自分がやるべきかというのは、意外にも簡単な問題じゃない。ここに書かれている通り、拾っている人は疲弊…

いいチームの条件

「チームになるにはまず会話量を増やす - 思考と現場の間で」を書いたが、会話量を増やしたとして、どのような状態がいいチームなのかというのを考えている。いろいろな本も読んだしスクラムを始めとした考え方も体験したけど、自分なりの解釈で言語化に挑戦…

全体と個人を行ったり来たりする

組織/チーム=人*人(掛け算)である - 思考と現場の間で の続き。 上記エントリーでは、「組織/チーム=人+人」という話をしたが、そのための一つのポイントを書いてみたいと思う。結論から言うとこういうことだと考えている。 個人の課題とチーム(全体)…

組織/チーム=人*人(掛け算)である

組織というのは、人の集まりである。人が集まると、個人だけではできないことができる。得意が多様な人が集まることにより、やれることがどんどん広がっていく。ヒエラルキー型か分散型かプロジェクト型か色々形はあるが、複数人が一緒に何かをやることで、…

今後やっていくこと

2018年があけました。 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 ふと思い立ちまして、最近やってこなかった抱負的な?ことを書いてみようと思います。 2017年は不惑の年が近づいていく中で、次の20年どのように生きるかということを色…

Kindle Oasisが思ったより良かった

Kindle Oasis を手に入れたぞ。Kindle Oasis (Newモデル) 32GB、Wi-Fi、電子書籍リーダー出版社/メーカー: Amazon発売日: 2017/10/31メディア: エレクトロニクスこの商品を含むブログを見るある程度iPhoneでもkindleを読むのは事足りてた部分はあったが、や…

チームになるにはまず会話量を増やす

最近、いろいろな方と話していて、いいチームとは何なんだろうなぁとブツブツ考えていた。チームだと言いつつ、ただ集まっただけのグループは多くある。個々が自立して動いている、と言うと聞こえは良いが、単純に有機的にチームが機能してないだけで、結果…

今の当たり前は当たり前なのか?〜ローカリズム宣言を読んだ

ローカリズム宣言―「成長」から「定常」へ作者: 内田樹出版社/メーカー: デコ発売日: 2017/12/07メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る章立てにも表れている通り、今の「当たり前」が今後「当たり前」であり続けるべきなのか?という…

自己組織化と意思と秩序

20代で大きな会社や幾つかの組織に所属してみて、組織というシステムに色々疑問を思った。人はシステムや枠組みに行動はもちろん思考まで影響され、それが個人の幸福をそいでしまったり、組織や会社として本質的な成果に向かえなくなるのではないかという経…

学習するための大事な要素

経験学習入門を読んだ。 「経験学習」入門作者: 松尾睦出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2011/11/26メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 50回この商品を含むブログ (14件) を見る 最近答えが無い仕事が増えている。考えて考え尽くし…

「良い戦略、悪い戦略」を読んだ

良い戦略、悪い戦略という本を読んだ。めちゃくちゃおもしろかった。良い戦略、悪い戦略作者: リチャード・P・ルメルト,村井章子出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2012/06/23メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 78回この商品を含むブログ (21件)…

35歳定年説について考えた

最近、自分のキャリアを考えていて、35歳定年説について考えてしまった。プログラマーに限らず、35歳というのは結構過渡期ではないかと感じている。最近もまつもとゆきひろさんのこんな記事があった。hrnabi.comプログラマー35歳限界説というのは、おそらく…

エンジニア組織戦略を構築する上での6つのポイント

最近色々な方と話していて、組織運営上戦略が必要という話をしているんだが、私の説明力が足らずなかなか伝わりづらく、言葉だけで話すのは難しいなと思い、整理する必要性を感じた。ということで、まずは主に全体像であり概要をアウトプットしてみた。やっ…

「どうせ死ぬのになぜ生きるのか」を読んだ

人生はしんどいことが多い。失敗したりなかなか成長しなかったり。いつもどのようにこれを克服するかというのを考え続けるけどなかなかわからない。よりうまく行くように努力することは当然だとしても、何かに挑戦すればするほど失敗することが増えるわけで…

転職はスキルである

最近色々な人と話していて、組織というのはいいところもあり課題も当然あり、完璧であることはありえないと感じる。そりゃそうだろうという話しなんだが、自分が所属している組織しか見ていないと、目の前の課題に目が行き過ぎて、客観性が失われ、隣の芝は…

技術的負債に対峙するための「最初」と「一手間」

技術的負債の問題は全世界でおそらく課題になっていて(笑)皆さん頭を悩ませているんじゃなかろうか。私もずっとそうだ。プログラマとしてもマネージャーとしても、直接的にも間接的にも苦しめられてきた。そんなこんなで、うまく行かなかったり多少改善し…

「効率化をする」というのはどういうことか

「効率化をしてほしい」とか、「もっと速く開発をしてほしい」とか言われませんか?自分としてももちろんそうしたいですよね。わかる。でも、その時によくやってしまうのは、 もっと頑張ろう もっとスキルを上げてスピードを上げよう など、人の能力に依存し…

3つのリーダーシップ

デザイン関連のイベントのブログでしたが、組織のお話が主だったようで、大変興味深く拝見しました。thought.hitoyam.com テーマは「Designing Change」。組織における人間の限定合理性と意思決定過程の研究を行ったハーバード・サイモンが引用され、デザイ…

どこからも聴けない超一流のティンパニ奏者の軌跡!

とてもお世話になっている新日本フィルハーモニー交響楽団主席ティンパニ奏者の近藤 高顯 先生が本を執筆されました。先生の幼少時代から修行時代、超一流の演奏家たちとの交流など、他では絶対に聞けないような内容が充実しています。あっと言う間に読了し…

ベイスターズのチャンテ0の原曲が名曲過ぎると思ったら、世界中でアレンジされまくってた

あけましておめでとうございます(今更昨年はベイスターズが初めてのクライマックスシリーズに行ったということで感無量でした。野球が無いとつまらないですね。去年を思い出してしまいます。色々試合の動画を見ていたのですが、応援してたときも思い出して…

「1年前に想像すらしていなかったことをやっている」状態を作る

前回のエントリー(ルールを「変化」させ続けられることが組織力になる)の続きです。エントリーは、マネージャーだけでなく全員が、根本的なルールから変化をさせ続けることが組織力になる、という話でした。それが実現できるとどうなるのでしょうか。私の…

ルールから変え続けられることが組織力になる

組織には常に変化が大切です。身近な例だと、日々のカイゼンのような小さな変化が必要だというのは多くの方が同意してくれるのではないでしょうか。大きな変化に関しては、ストレスがかかるので頻繁には起こせないにしろ、必要なこともあるというのもイメー…

ソフトウエア開発は、作業が何も見えない

何もしないと何も見えない 作業がどこまで進んでるのか、どのような課題があるのか、メンバーが何を考えているかなど、日々仕事を進めていくためには「情報」が必要です。現状の状態が分かれば、目標との差分がわかる。その差分を順番に前に進めていけば、目…

「主体性を出せ」と要求する矛盾

「主体性」が大切だというのは誰でも同意すると思います。全員が主体的にリーダーシップを発揮すれば、相乗効果となり大きな効果を発揮するのは想像できるでしょう。と良いつつ、組織的に主体性を育むマネジメントを行っているかというのは別の話しです。 最…

組織づくりにおける3つのアプローチ

日々、様々な課題に取り組む中で、組織づくりを行っていく上での施策には、以下のように大きく3つのアプローチに分けて考えるようにしています。単発で行っていくわけでは有りますが、それぞれ3つが影響し合って相乗効果が生まれるようにしたほうがうまくい…

多くの人がコントロールされたいのではないか?という仮説

最近実感するのが、「多くの人がコントロールされたいのではないか」ということです。動物の中で主体性があるのが人間の特徴では有りますが、世の中がシステム化されすぎたせいなのか、どうも主体性の剥奪が起こっているような気がしています。 教育も「決め…